あいのうた第六話

あいちゃん失踪。ちゃんと帰ってくるところまで。でもいなくなって、ずいぶん経っていたのかな。最後は戻ってきて号泣しながら一緒にいさせて欲しいと言う。言われる側よりも言う側の方が感情移入しやすい、かも。
今までいたものがふといなくなってしまった、そういう「現実のずれ」ってのが、ずっと昔から僕は怖い。すごく普通の事なんだけど、本当はちょっと何かがずれている、それに気がつかないで過ごす事が出来てしまう…そんな感じ。あいちゃんがいなくなって、しばらく経って、いない日常が平常に成りつつあって、でもふと、そのかさぶたみたいのがぽろっとはがれかけてしまう、それに遭遇した時の感情を、もうどうしょうもなく避けたい。まぁ、そんなシーンはドラマ中にはないんですが。嘘なら嘘でいいから、嘘で塗り固めて、突き通して欲しい。