体痛

午前中に@trickenさんが呟いていた内容が気になったのでメモ。このところ、腰痛とか背中痛とかとかつまり姿勢が悪い&メンテナンスを怠っているのでとりあえず日々の出来ることから、とおもって。

追記

なお、一部は対面でのコーチングなしでは大変むずかしいことも書いてます(特にスクワット、姿勢の作り方、腰回し)。怪我などしないよう気をつけて下さい。 [S.R.]

http://twitter.com/tricken/status/665272331

あとは,ベッドの質とか,風呂にできるだけ長く浸かってるかとか,靴はちゃんとすり減ってないのを履いているかとか,運動だけでカヴァできないものごとも沢山ありますから,油断なさらず生活全般を見直すつもりで視るのがいいと思います.

http://twitter.com/tricken/status/665291706

そうなんです.そういう細かいことって,ほんとに「コーチング」ないし「コンサルティング」という感じの雑多な対話と助言が必要なので,どれだけ標準化されよくできたマニュアルでも伝えきれないことはあるのですね.まあ実践しないと始まらないのですが.

やはり生活から気をつけないと…。

twitterの発言まとめはこちらを利用しました

とりっくん
@tricken
 合気道やっていた時は肩凝りとは無縁だったのにな.持続していないってことで,恥ずかしいもんだ.こういうのはスケジュールに組み入れないとやらない.(2009-12-14 06:30:52) link
とりっくん
@tricken
 @inflorescencia 姿勢改善は色々コツがあるから難しいけど,日課として「左右に首を振って,可動域に限界がないか常にチェックする」のはマスト.顎が肩の骨の上にこないなら,肩凝りの元は解消できてない証拠.(2009-12-14 06:44:33) link
とりっくん
@tricken
 基本的に肩凝りというのは「肩甲骨周辺から首にかけての複雑な筋肉が動作にブレーキをかける」ことから生じる.だから,肩甲骨を利用した運動でブレーキを解除し,アクセル踏みっぱなしの肩にすればいいわけなんだが,それが運動習慣なしで実現されるのはけっこう難しい.(2009-12-14 06:51:42) link
とりっくん
@tricken
 ちなみに合気道は,肩周辺のブレーキを(テクニカルに)一部始終解除することで,相手に反動の隙を与えない,という術理でできている.そのための基本動作として「腕回し技」というのがあるのだが,べつにそれを持ち出さなくても,ラジオ体操の腕回し運動は肩凝りに対して一定の効果がある.(2009-12-14 06:54:12) link
とりっくん
@tricken
 これを『新トレーニング革命』の語彙で言うと「終動負荷」と「初動負荷」の違いになる.PCデスクで肩ひじを固定してずっと作業し続けるというのは,ブレーキ用の筋肉をモリモリ付ける「むだな」トレーニング(=終動負荷)になる.柔道選手だと,チューブトレーニングとかがそれにあたる.(2009-12-14 06:56:29) link
とりっくん
@tricken
 つまり,肩凝りを治すというのは「日常動作から終動負荷がかかるような運動(=ブレーキ用,状態維持用の筋肉を鍛えるような運動)を排除する」のが根本治療である.それが無理なら,日常に「自重でできる初動負荷トレーニング」あるいは「筋肉をほぐす運動(ストレッチなど)」をカウンターであてる.(2009-12-14 06:58:39) link
とりっくん
@tricken
 こうした発想をする際,「自分は運動をしていない」という考えは捨てるべきである.「辛い姿勢を維持するための運動」ばかりしているから身体がだるくなるのだ.そうではなく,「辛い姿勢を日常生活から排除する」ことで,むだな運動を減らす,という発想が必要なのだ.(2009-12-14 07:00:11) link
とりっくん
@tricken
 というわけで,むだな運動ばかり強いて人体によい運動を日常に作っていないので,どうにか考えを改めねばなるまい.(2009-12-14 07:02:50) link
とりっくん
@tricken
 正直な話,合気道って「腕を上方/下方に回す」「腕を前に突き出す/腕を引き戻す」「腕を振り上げる/振り下ろす」が,ある術理に基づいて完璧にできれば,あとは危険察知の問題になるのよねえ.この術理を身体化するのに10年かかるんですけど.(2009-12-14 07:06:02) link
とりっくん
@tricken
 あと,スクワットとかマッチョ過ぎてできなーい! という人も,「掌同士を胸の前にくっつけて,前をじーっとみたまま垂直に坐る」を3−5回繰り返すだけで,背中がめっさ伸びます.背中を伸ばすつもりで.(2009-12-14 07:09:06) link
slideriver
@kiminikoisite
 掌同士には力いれなくていいのかな?軽く合わせるくらい?QT @tricken: あと,スクワットとかマッチョ過ぎてできなーい! という人も,「掌同士を胸の前にくっつけて,前をじーっとみたまま垂直に坐る」を3−5回繰り返すだけで,背中がめっさ伸びます.背中を伸ばすつもりで.(2009-12-14 07:11:12) link
とりっくん
@tricken
 @kiminikoisite それは力入れなくていいです.というのは,筋トレの「アイソメトリック・トレーニング」も,ブレーキ用筋肉を作ることにつながりがちだからです.ほんとに筋肉ない人にとっては悪くないんですけど,背中とは関係ないので,別々にやってよいのです.(2009-12-14 07:13:52) link
とりっくん
@tricken
 あ,それは誤解です.両肩の線がありますよね? その線を結ぶ直線上に,まっすぐ「自分の視線がいくように左右を向く」のです.だから,顎は上下しません.RT @inflorescencia: @tricken ところで、顎って肩につくの?なんかやってみたけど無理そう…。(2009-12-14 07:15:42) link
とりっくん
@tricken
 ちなみに,スクワット的な運動(=しゃがみこむ)際は,脚を閉じすぎると,ひざに負担がかかります.逆ハの字に立って,膝をリラックスさせた状態からスタートすると事故になりません.RT @kiminikoisite: @tricken なるほど。さっそくやってみます。ありがとう。(2009-12-14 07:17:00) link
とりっくん
@tricken
 けっこう肩が凝っている人は,真正面から90度右(あるいは左)に向こうとして,70度くらいのところで凝った筋肉に遮られて動きが止まるはず.その「遮っている筋肉」を把握して,そこをほぐすところから始めると,無駄なところを揉んだりせずに済みます.(2009-12-14 07:18:28) link
とりっくん
@tricken
 @tiago_pump どうもどうも.twitterは,知見を構築するには若干不利ですが,「身体化してる知識を振り返ったり,そのついでにおすそ分けしたりする」にはけっこう伝播させやすいメディアだとは思ってます.(2009-12-14 07:19:49) link
とりっくん
@tricken
 . @kiminikoisite 下半身のリラックスのさせかたは,以下の方法をとると確実です.1.その場で軽くジャンプする 2.真正面を向いたまま軽く足踏みする 3.ゆっくりつま先立ちする 4.かかと“からではなく” “真下に”降りる.……4が一番難しいです.後ろにいかないよう.(2009-12-14 07:22:14) link
とりっくん
@tricken
 . @kiminikoisite えーと,腰に負担がかかってるってのは,「常に前傾してる」か「常に後傾してる」か,どちらかによって起きる症状なんですよね.まず,どちらであるかを発見して,姿勢を矯正してください.回復法としては,フラフープ回すみたいに腰を回転させるといいかも.(2009-12-14 07:24:27) link
とりっくん
@tricken
 . @kiminikoisite あー,ただ,ものすごく姿勢が悪い状態で腰を回すとよけい負担をかけるので気をつけてください.さっき書いた「立ち方の基本」などができたらけきめんに効くようになる(し,腹筋も衰えなくなる)んですが.別の文脈で,フラダンスダイエットなんてのもあります.(2009-12-14 07:27:23) link
とりっくん
@tricken
 ものすごく抽象的な言い方をすると,「上半身は,骨盤という平たい盆の上に乗った,40kg弱の肉塊」なんですよね.腰を回したり,正しい姿勢になったり,肩を回したりする,というのは,その40kgの塊を,無駄な負荷なしにどうやって24時間支えるかという問題から始まってる.(2009-12-14 07:30:20) link
とりっくん
@tricken
 「骨盤とは,肉塊を受け止める皿である」という発想の元に,腰を中心に歩いたり上下したりする感覚が身に付いたら,いろいろ身体制御も楽になるのだけれど,こればかりはダンスなり武術なりと平行して実践していかないとなかなか身に付かない.(2009-12-14 07:36:26) link
とりっくん
@tricken
 このへんの知識を得たい人は,七類誠一郎『黒人ダンスリズムの秘密』(R&Bダンス本),藤平信一『心を静める』(合気道本)などを参照のこと.(2009-12-14 07:37:57) link