結城浩さんの文章教室(1)

http://www.hyuki.com/wl/index.html

卒論を書く時、修論を書く時にそれぞれに読んだけど、実際に手を動かすことは無かったので、挑戦。
第一回は「文を短くしましょう」

長い文は読みにくいものです。文を短くして読みやすくしましょう。

文の長短が問題では無くて、文が長くなると、文の構造が崩れがちであること、また、文の構造を見いだしにくくなることが問題なのだと思う。

問題文は次。

知識を持っていて文章を書けるような人は、教えるような文章を書くのが良くて、自分の知識を他の人に伝えるような文章が書くのが良いが、それは、自分の知識を誇る目的ではないし、自分の能力を誇るためでもなくて、自分の知識や能力を使って、他の人を助けるために書く文章だ。

とりあえず、書き換えてみた。

知識を持っていて、文章を書けるような人は、教えるような文章を書くのが良い。つまり、自分の知識を他の人に伝えるような文章を書くのが良い。しかし、それは、自分の知識を誇る目的では無い。また、自分の能力を誇るためでもない。これは、自分の知識や能力を使って、他の人を助けるために書く文章だ。

以下、投稿文に対する結城さんのコメントより、気になった所を抜粋。

  • 一般的に、形式名詞の「こと」は「事」のように感じにしない。
  • 代名詞は分かりやすいように、指示するものの近くに。
  • 対比しているものを分かりやすく。
  • 言葉のぶれは避ける。「目的」と「のため」とか。
  • 自分の書いた文を読み返す。
  • 無駄な繰り返しを減らす。
  • 字の濃さのバランスに気を使う。
  • 言葉の呼応。
  • 体言止めは強い。
  • 長い文は構造が崩れがち。

以上をふまえて、自分の文で書き直してみる。

あなたが、知識を持っていて、文章を書けるのならば、あなたの知識を他の人に伝えるような文章を書くと良いでしょう。文章を書くことは、知識や能力を誇るためではありません。知識や能力を伝えることが、他の人を助けることになるからです。

主語、述語が流れる様にしてみました。あるいは

知識を持っていて、文章を書くことが出来る。ならば、その知識を他の人に伝えるような文章を書くのが良い。ただし、それは自分の知識や能力を誇るためではない。自分の知識や能力を伝えることは、他の人を助けることにつながるのだ。

かな。ちょっと説教くさいかも。