ポッドキャストをよりよくするための10か条:(2)マイクに近づいて。でも近づきすぎないで。

以下はO'Reilly Media - Technology and Business Trainingからの訳出です。
マイクを適切に使う方法ってのは、podcasting forumでたくさん聞けるかもしれない。けど、まぁ、良い方法ってのは、えてして、色々な体の位置だとか言葉遣い、口調、口の形、あり方とか言った色々なものを含むもんだ。
一番の問題解決の方法はマイクの位置を調整する事だ。
まず、マイクから掌一枚分くらい離れる事。親指を唇において、小指をマイクにおいて、掌を唇とマイクのスペーサーにする。これは、マイクの近接効果で低音を増幅するくらい近いけど、まぁ、マイクを食べちゃうほどには近くない。

Proximity effect is a feature of almost all condenser microphones, as well as many dynamic microphones. The effect is readily heard as you approach a microphone. Standing back from the mic, your voice will sound thin. As you approach the microphone, you will find that it picks up a lot more of the bass in your voice. That gives you a much fuller sound that is pleasing to listen to. Of course, you can take it too far and give yourself the "voice of God" effect if you get too close.

マイクからの距離に加えて、マイクとの位置も調整できる。
理想的には、マイクは口にたいして、ちょっと上で、右か左45度くらいまでの間にあると良いんだ。
上下の位置はmouth noiseを減少させる。で、左右の位置は[plosives]ノイズを減少させるんだ。これは、pとかbの発音をしたときの空気によるノイズだ。これを減少させないと、破裂音のようなノイズが乗る事になる。plosiveノイズを減少するには他にもpopsopperを使うってのがある。これはマウスと口の間に置く小さなスクリーンだ。これは声を変化させる事なしに、「空気の突進」を止める事が出来るものだ。だいたい20ドルから30ドルくらいで買えるけど、web上にレシピがあるからそれを見て作っても良い。
マイクをスタンドか可動式のアームの上に置く事を激しくお勧めするよ。で、音がちょうど良くなるように、ちょうどいいマイクと話者の位置を試してみたらいい。マイクを持って話すと、動いたときのノイズが録音に乗っちゃうしね。
ちょうどいいポジションを見つけるには、モニターヘッドフォンをつけたら良い。これは、録音した音をその場で再生するようなヘッドフォンだ。モニターヘッドフォンを使えば、録音が最終的にどういう風に出来てるかいつでも知る事が出来る。もし、30分にも及ぶ録音をしたときに音量が上昇してるか減少しているかを知るってのはうんざりする作業だからね。 これにはどんなチープなヘッドフォンでも良いけど、open airヘッドフォンは避けた方が良いと思う。これは再生にはすごい良いけど、外部のノイズも録音したかのように聞こえてしまうからだ。

ただ一つの良いルールは、マイクを持って、モニターヘッドフォンをつけて、声と、録音するときのポジションをちゃんと調整する事だ。