ポッドキャストをよりよくするための10か条:(1) 良いマイクを手に入れること。

以下はO'Reilly Media - Technology and Business Trainingからの訳出です。
(訳者感想:一つ目からお金のかかる話でちょっと萎える。)
良いマイクを手に入れるってのは、podcasting初期からのホットなテーマだ。
PCの内蔵マイクの前で話すってことから、とっても高性能なマイクを買って使うって所まで選択範囲は結構広いし、まぁ、それぞれはそれぞれの用途によるんだ。1日の終わりに(at the end of the day)リスナがもうノイズに悩まされなくて済むようなマイクが欲しくなるかもしれない。もちろん、Nixon tapeは、ゴミみたいな音質だけど、みんなが聞く。それは、Nixon tapeの中身がすばらしいからだ。だけど、ポッドキャストするときの…?。
じゃあ、良いマイクってなんだろう。自宅で録音するようなポッドキャスターにとっては、一般的にlarge-diaphragmでカーディオイドコンデンサー式マイクがいいんじゃないかな。
コンデンサー式マイクってのは、ほかのマイクに比べてクリアで高解像度なマイクなんだ。で、「カーディオイド」ってのはその音響特性を示してる。つまり、マイクが向いた方向の音はよく拾うし、マイクの後ろ側の音はあまり拾わない、って事なんだ。全方向性マイク、これはどの方向の音もちゃんと拾うマイク、って事なんだけど、これはポッドキャスティングをするにあたってはあまり良く無い。なんでかっていうと、これを使うと、ポッドキャスティングの中に、マイクの前で話した声と、部屋の中での他の声が全部録音されちゃうからだ。[large-diaphragm]ってのはただ単に広い表面を持っている、ってことだ。表面で声をとらえるからね。ラジオ用のスタジオマイクってのは普通[large-diaphragm]を持ってるもんだよ。
コンデンサーマイク式を使うにはファントム電源を(phantom power)を供給する必要がある。バッテリーを内蔵したマイクもあるけど、たいていのマイクってのは3ピンXLRケーブルから電源を供給するんだ。つまり、使うにあたってはXLRケーブルを何かに差し込む必要があるってことだ。だけど、これはPCに直接つないだらダメだ。僕はプリアンプをポータブルミキサーと一緒に使うか、それかfirewireあるいはUSB preampを使う事をお勧めする。プリアンプは、ファントム電源をマイクに供給して、さらに入力信号を1/8" か1/4" に変更するものだ。USB, Firewireを使う事で、マイクに電源を供給して、さらに、信号をデジタル化する事が出来る。
良いスタジオマイクはだいたい100ドルくらいから買える。ミキサーやプリアンプもだいたい100ドルくらい。USBやFirewireのプリアンプはだいたい200ドルから600ドルくらいだ。Podcasting Hacksではいろんなマイクを試してみた。
マイクに関してもう一つ付け加えるならば。スタジオと野外両方で使えるようなマイクを見つけようとしないこと。
スタジオマイクは高感度でノイズが少なければ良い。だけど、これは野外で使うにはデリケートすぎるし、ちょっと使いにくいんだ。一方で、野外用マイクはノイズ除去に優れたスポンジに覆われてるもんだ。なので、フィールドマイクはすごく良い音、にはなりにくいんだ。
という訳で、野外と屋内と両方で録音したいんだったら、二つのマイクを使うべきだね。それと、野外活動用にポータブル録音装置を手に入れるべきだと思うよ。