Life goes on

21グラム (初回出荷限定価格) [DVD]

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21グラムを見た。まとまった時間がとれなかったので、一度に見るのではなく、何度かに分けてみた。そのため、彼も彼女も何度も死んだ。さらに、時系列がぶつ切りになってmixされているため、ひどくわかりにくいか、と言うとそんな事もなかった。何となく、この見せ方はヒトの記憶に似てるんじゃないかな、なんて事を思った。一定時間のひとまとまりな記憶ではなく、細かいイベント毎の記憶を脳内にストックして、脳内で再生する際に、再構成するというか。

後半は引き込まれる様に見続けた。目が離せなかった。

救われない。そんな事をずっと思いながら見ていた。虚脱とか絶望とか。それが染みいってくる感じ。

事故で配偶者と娘達を亡くした女性。その夫と娘達を轢いた男性。前科多数、しかし、心を入れ替えて、信心深くなった。そして事故。重い心臓病を患った男性。事故死した男性の心臓を移植される。全編を通して、静かな映画であった。

わからん。何を書いたらいいのか分からん。見て良かった。「良い」映画だったかと言われるといまいち何とも答え得れないが、見て良かった。
彼女の虚脱、彼の絶望、そういった演技が非常に。

見て良かった。

出演はポール(重病人・ショーン・ペン)、クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)、ジャック(ベニチオ・デル・トロ)。
あと、不謹慎かも知れないけど、クリスティーナの胸が綺麗だった。不謹慎でありながら、などと思いながらあえて言う書くてのもなんだか。
あー、いいもの見た…。

追記
アモーレス・ペロス ― スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
id:antsuru:20050515#p1さんの所より。なんと、ポールの配偶者役はシャルロット・ゲンスブールジェーン・バーキンの娘さんだとか。役者だったのか。監督も「アモーレス・ペロス」という作品を撮った大したヒトらしい。今度見てみよう。