Nikki@くるり

NIKKIを聞きました。うん、すごい良い。

くるりSyrup16gとがすごく好きで。昔、Syrup16gは暗いところにいる音楽、くるりは暗いところから明るいところを見ている/目指している音楽と評した事があったけど、Syrup16gはMouth to Mouseあたりから、暗いところから明るいところに足掻き始めてると思ったんです。なんか、すごく変わり始めてる。その後休止、半年しないうちに第二期Syrup16gに移行、なんて事があったので、次回のアルバムはすごい楽しみにしてて。「後悔なんてなかったとあとから言えばいい」って言葉にすごいポジティブなものというか可能性を感じてるんだけど、次のアルバムはまだか。

それに対してくるり。今回のNIKKIはすごく、すごく、優しい。多分今はもう、明るいところに辿り着いて、自分のための自分の言葉ではなく、自分ではない二人称の人、というかbabyに伝える言葉になっている気がする。なんか、もう、ある意味悟りなんじゃないか、とすら思う。その割に、「虹色の天使」みたいに、にやっとする毒も残っていたりして。

このアルバム、NIKKI、すごい好きです。赤い電車もかわいいし、スーパースターは疾走感溢れるしBirthdayは爽快感でいっぱいだし、Baby I love you、雨上がりなんて優しさに満ちてるし。影が、薄れたね。良い事だ。あぁ、それでも、僕は「虹色の天使」とか好きなんですけど。

という訳でNIKKI最高。