ユビキタス

ここ数週間というもの、結構、悲壮な覚悟ぽい心境で日常を過ごしていた。酔ってるだけかな、という気もしないでもなかったけど。

これが最後になるやもしれんから、こうしてここに行く事も、こうして、これをする事も。

今思えば、それはこのシチュエーションにならなくても、そう思って行動する事って、当然の事なんじゃないかな、と思ったりしないでもない。つまりは結局事物は一期一会で、人生は二度無い、とかそう言う事なんじゃないかな。それが得られただけでも良かったとしようか。いや、どうだろう。

でも、こうしてなにかをしても、すべてをやり尽くしたという到達点には到達し得ない。まだ、何かやり残した事があるんじゃないか。まだ、まだ。はて、さて。

そういう、何らかのイベントをこなせば、ラスボスをいつか倒して、日常が上がりになる、訳じゃなくて。日常を切り取ったところで、それは日常を代表する何かにはなり得なくて。
そう、日常は偏在する。それは、つまり、ただ、ただ、この一瞬一瞬を大切に生きるしかないんだな、ってことに思い至った。もっと愚直に日記を書き綴っても良かったのかもしれない。
結局、人生が、あるいは、生活が、それとも人間の限界とかそう言うのが、あるいは、僕の、かどうかは分からないけど、そう言うのは、こういうシンプルな事に帰着するんだろうな。さぁ、オッカムの剃刀を振りかざせ。