奇偶

読了.前半だれ気味.半ばから引き込まれ出して、最後に・・・・驚がくの結末というか何というか.
こういう結末を作れる人、ってのは一部の人だろうな、と思う.面白かったかと.

このところライトノベルっぽいのばっかだったんで久しぶりにこういう本を読んでいいリハビリになりました.長編自体このところ読んでなかったけど、それもRoutesと奇偶でいい練習になったかな.と思います.これで京極への準備は万端、いつでもきやがれ、って感じです.
ま、ほんとか、といわれると、嘘なんですけど.結構活字の上を泳いでしまって、頭に入ってこない文章がありました.記憶に残ってるフレーズを述べよ、とかいわれると、全然ない、って感じです.
このところ本読んでなかったからなぁ・・・・

読中思ったこと.シュレーディンガーとかでひどくうぶめの夏のことを思ったんですけど、あれを人生における一大事件とみなせたのは年齢におうところが大きかったのかなぁ、と思いました.人のいうことを素直に聞ける、多感な時期、というかまだ膠着していない時期、というか.今、うぶめを読んだらあれだけの衝撃を受けれるのかはてさて.同様に奇遇をあの頃読めたらどのような感想を抱いたんだろうかと.ま、なんていうか、ちょっと時の流れを思いました.年をとるわけです.