困ってるひと

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困ってるひと

# 困ってるひと

気持ちをかきむしりながら読み終え。

その国の「本質」というのは、弱者の姿にあらわれる。難病患者や病人に限った話ではない。あらゆる、弱い立場の姿に、あらわれる。

読んでいる時に感じたのは危機感。自分が、このような立場になったとしたら、社会的弱者になった時に取れる対応に対してあまりに無知だな、と。
そしてそれは、病気だけでとどまらなくて、事故あるいは震災とかのような天災にしても、そうした平時でなくなった時に取れる対応、あんな震災があったのに未だに僕は知らない知ろうとしてない、な、と。
公的システムはどういうのがあってどう働いているか。

平時の個人間の(友とか)情によるネットワークと、生存のための緩やかな連帯、コミュニティとの違い、と言うのを何となくぼんやりと思っているんだけど、もうちょっとここら辺をなんとかしていきたいな。


またこうした人々を僕の立場からつまり当事者性を持たないままできる事って言うのは何だろう。とりあえずは、著者のテキストを追う事、かな。。

普通である事ってなんだろなー、っていまさら。