震災と終末物と
年末から年始にかけて、「河北新報の一番長い日」「華竜の宮」「リリエンタールの末裔」ときて、いまは「ダイナミックフィギュア」を読んでるところ。
「河北新報の一番長い日」、は、気持ちがきゅうとなりながら読んだ。こうした記録が色々なところで残されてそして何となくしまわれていくのかな。せめて読まなくちゃ忘れないように。
「華竜の宮」は、まどマギがSF大賞にノミネートしたという2chSF系まとめ記事で、華竜の宮がある今年に他の作品がSF大賞取ろうだなんて無理ゲーという記述を見て興味を持って。持って読んでみたら、まぁ、大正解。 続けて、「リリエンタールの末裔」も買ってきて一気に読んだ。壮大さと細やかさとすてき海洋SFだった。 先が楽しみな作家さんだーて思ったけど別に新人ではないので今までの作品も色々読んでみたいな。
そしていまはやはりそこで取り上げられていたダイナミックフィギュアを読んでるところ。
まどマギも華竜の宮もダイナミックフィギュアもどれも終末物なんだけど、これは僕のアンテナがそうなってるからなのかな? どれも震災前の作品でこうしたものって言うのがなんか不思議。逆に震災後しばらくはこの手のものは書けないかしら、というのは東日本に住む人だからこそかも。
震災以降どんな物語が紡がれていくんだろうと11年~13年くらいに書かれる物語を結構楽しみにしてる。
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<追記> ダイナミックフィギュアはあまり面白くなかった…。いやそれでも一気に読んだけどさ。もう少し丁寧に書いていればまだ話も違っただろうけどぐぬぬ。